◆マシンの目的を考えたデバイス最適化術
マシンに限らず物事全般に言えることだが、何か作業する際には「目的を明確化」しなければならない。
たとえば、Web/FTP/P2P/ファイルサーバーのような「常時つけっぱなし」のマシンを作るのであれば、重要なのはスピードではなく、安定性と静音性であり、シリアルポート/パラレルポート/IEEE1394、場合によってはオンボードサウンドまで停止してもよい(メンテナンス上問題は出るが、光学ドライブまでも外してしまってよい)。
また、最新のパーツを利用する意味はなく、むしろ「枯れているからこそ安定しているパーツ」で組み上げるべきだ。
b-click
逆に「何でも使えるマシン」、つまりビジネスから動画、3Dゲームまで対応させたいという場合は、パフォーマンスを考え、高性能CPU&ビデオカード&キャプチャーボードを装着したバリバリマシンを構築するのも手ではあるのだが、考えたいのは「作業の分散」だ。
これは、場面によってはローカルハードディスクよりも、ネットワーク先にあるハードディスクにアクセスした方が速い場面があるように、一つのマシンで何でもやるより、ネットワーク環境を整えた上で「セカンドマシン運用」したほうがパフォーマンスがよい場合があり、また安定性では確実に勝ることになる。
はっきり言ってしまえば、「何でもできるマシン」というのは、「何にも特化できない中途半端マシン」という意味でもあり、誰よりも速く走るF1マシンにミニバンの快適性を求めるようなもので、必ずどこかに「ひずみ」を生む。
そういう意味でも、一度手持ちのデバイスをすべて書き出して、何が必要か不必要かを考え、そしてデバイスによっては「物理的に違うマシンへの接続」も検討したい。
ビデオカードがAGPやPCI-Eであったり、ハードディスクがSATAやIDEであったりと、最適な組み合わせを考えるのはかなり苦労するかもしれないが、これを楽しんでやるのがグリモア的PCマスターといえよう。
b-click