◆BIOS設定の概要を知る
BIOS設定は各種デバイスのオンオフや、起動順位の設定、電源設定やオーバークロック、ダウンクロックなどのさまざまな設定が行える。
またシステムパフォーマンスアップ等の効能もあり、完璧なシステムを作るためには避けて通れない設定部位といってよい。
なお、この「BIOS設定」には以下のような特徴がある。
・マザーボードによってメニュー体系が異なる
マザーボードによってメニュー体系が異なり、大まかにはルートメニューから階層構造になって各項目にアクセスする方式のものと、最上段にメニューが常に表記され、Windows上のダイアログにおける「タブ」のようなメニューを持つものの二通りがある。
※BIOSのメニュー体型はマザーボードによって異なる。
・マザーボードによって設定項目が異なる
マザーボードによって備えるデバイスが異なるので、当たり前だが設定項目もマザーボードによって異なる。たとえば、IEEE1394を備えるマザーボードならBIOSに「IEEE1394オンオフ設定」があるが、備えないマザーボードには当然この項目は存在しない。
また、マザーボードに装着するデバイスによって設定項目が変化するものもあり、たとえば「HT CPU」設定は、「HT CPU」を装着した場合のみメニュー表示されるものなどがある。
・マザーボードによって設定表記が異なる
マザーボードによって設定表記が異なる。
これは、たとえば単なる表記の違い(シリアルATAを「Serial ATA」「SATA」「S-ATA」と表記する)だけではなく、フロッピーディスクドライブのことを「A(フロッピーディスクドライブはかならずAドライブになるため)」と表記したり、SATAのことを場面によって「SCSI(ブートデバイスの指定などにおいて標準IDEコントローラ以外という意味)」「RAID(モード切り替えの際のIDE互換モードではないという意味)」と表記したりと、かなりばらつきがある。
つまりBIOS設定においては、表記用語をそのまま鵜呑みにするのは時として危険ということだ。
マザーボードアーキテクチャを踏まえたうえで、表記における意味や対象を類推することも必要だ。
以上、まとめるとメニュー体型、メニュー項目や設定項目の有無はマザーボードによって異なるので、本章で説明するすべての設定を適用できるわけではないことを理解して、説明を「手持ちのマザーボード」に置き換えて読んで欲しい。
なお、本章の説明は一般的なマザーボードでよく利用される「AWARD BIOS」を前提に説明する。
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