◆グリモア的MS-DOSからのOSインストールを採用すべきではない理由
MS-DOSからのOSインストールは、必要に迫られない限り行うべきではない。
本書は「網羅性」も大切にしている書籍なので、OSをインストールする1つの方法として掲載してはいるが、そもそもサポートの終了したOSの利用は現在のマシンに適さないという問題がある。
MS-DOSからのOSインストールを行うべきではないという理由を以下にあげよう。
・MS-DOSを知っている必要がある
過去からマイクロソフト系のOSを利用しているものであっても思い出すのが難しいMS-DOSなので、まったくMS-DOSを触ったことがない人がこれから新たに覚えるのは不可能といってよい。
コマンド自体を覚えることは、コマンドプロンプトやLinuxを触っていれば難しくないかもしれないが、MS-DOSの制限である「ファイル名やフォルダ名は英数8文字+拡張子3文字まで」「利用メモリーは640KB(MS-DOSはいくらメモリーを搭載していようが基本的に640KBまでしか利用しない)」等の概念は、感覚として理解するのは難しい。
※Windows XPのセットアップCDの内容。よく見て欲しいが、ファイル名はすべて英数8文字+拡張子3までで構成されている。これは、MS-DOSとの互換性のためだ。
・137GBまでのハードディスクしかサポートしない
初期リリースのWindows XPでさえサポートしていないBigDriveなので、当然MS-DOSにおいては未対応だ。
・自由度が低い
MS-DOSにおける基本的な操作では、一切日本語は使えない。
またNTFSにアクセスできない、Windows XPで作成した領域にアクセスするとディスククラッシュを招く可能性があるなど、制限だらけだ。
全般的にまったくWindows XPを利用しないところから、MS-DOSを利用してWindows XPをインストールすることが求められるので、かなり自由度が低い。
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