◆特殊なダイナミックディスクを知る
「ダイナミックディスク」は、XP Professional専用(Home Editionでは非対応)の新しいハードディスク管理方法であり、具体的には以下のような特徴、メリットがある。
・領域(ボリューム)作成数に制限がない
・領域サイズの拡張が自由に行える
・ストライピングを行える
このようにダイナミックディスクは、一般的なパーティションとはまったく異なる概念を持ち、仕様的にもかなり先進的だ。
ちなみに通常のディスク管理において「パーティション」と呼ばれるものは、ダイナミックディスクでは「ボリューム」と称され、以下のようなボリュームを作成することができる。
・シンプルボリューム
普通のボリューム。通常概念における「パーティション」にあたる。
・スパンボリューム
シンプルボリュームのボリュームサイズを拡張したのが「スパンボリューム」だ。通常のパーティションと違い、不連続の領域を1つのドライブとして扱うことができ、別ハードディスクの領域も連結することができる。
・ストライプボリューム
複数台のハードディスクに対して同容量のボリュームを作成し、データを分散して書き込むボリューム。つまりは「ストライピング」だ。
このように、通常パーティションの欠点を払拭する、非常に多機能な「ダイナミックディスク」だが、ハードディスクにダイナミックディスクを適応することは絶対的にオススメしない。
まず、ディスク系のツール全般、OSバックアップソフト、パーティションツール、マルチブートソフト、CDブート系メンテナンスツールのほとんどが、この「ダイナミックディスク」に非対応である。
つまり緊急時やメンテナンス時に何もできない事態になりかねない。
※最新のツールでも「ダイナミックディスク」に非対応のものは多い。というより、ほとんど非対応だ。
また、XP Professional専用のハードディスク管理方法のため、システムトラブル時にHome Editionマシンにハードディスクを移管してもデータファイルに触れることもままならず、また将来的にWindows VistaにおけるHome相当を導入したときにも、ハードディスクの内容を読み込めないという困った事態になる。
データを大切にする、システムに柔軟性を持たせる、OSバックアップを行うなどのあらゆる場面を考えても、ダイナミックディスクの適応は危険すぎる。
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